ご挨拶

社会福祉法人 こすもす 
理事長 西 昂

神戸市灘区にて昭和29年、西病院として開設し、その後時代のニーズに合わせながら拡大し144床の西病院として運営しておりました。
核家族化が進み、独居高齢者が増加する中、高齢者の介護施設が必要だと感じ、施設作りの計画を具体化すべく候補地を探しておりました。その最中、阪神淡路大震災が発生しました。
神戸市灘区の西病院は全壊で壊滅的な状況であり、一旦高齢者福祉事業を断念せざるを得ない状況になりました。
復興していく過程で更に高齢者の施設作りへの思いが強くなり、ご縁をいただいたのが緑豊かな三田市小野でした。

平成12年3月、静かな山並みと緑に囲まれた三田市において、明るく広々とした心の和む特別養護老人ホームサンウエストを開設いたしました。時同じくして、導入された公的介護保険制度もめまぐるしく変化している中、高齢者を取り巻く社会福祉環境は大きく様変わりしております。私どもは、事業開設に至った精神を忘れずに、これからの激変する福祉環境への柔軟な対応を図ると共に、老人福祉に求められた本来の崇高な精神を失わず、地域社会への貢献をしていくことを心に誓い、日々の支援に邁進してまいります。

サンウエストの理念

ご利用いただくみなさまにとってより良い援助を提供するためには、まず職員それぞれが日々援助を考える努力をすることと考えます。それぞれが持つ様々なニーズに対し適切な援助を提供するべく、少しずつの前進ではありますが、個別援助に向かって取り組んでおります。
また職員個々による援助だけでなく、それぞれの専門職が連携を図り、チームとしてのアプローチからみなさまひとり一人に合ったサービスの提供を心掛けております。
ご利用いただくみなさまにとってより良い援助を提供するためには、まず職員それぞれが日々援助を考える努力をすることと考えます。そして、地域のみなさまからは、各種の慰問や毎月行われる喫茶のボランティアなどご入居いただいているみなさまへの温かなご支援をいただいております。
施設内でも、季節ごとの催しや外出の機会をより多く取り入れるよう努めております。
特別養護老人ホーム サンウエストでは、理念をこのように考え、ご入居されたみなさまが少しでも以前と変わらない生活に近づけるよう、これらの理念を念頭におき、これからもみなさまにあった援助を提供していけるよう一歩一歩努力をしてまいります。